旬のもの メロン 八代地域や人吉・球磨地域の平野部で生産されるメロンは、出荷前の糖度確認などで一定以上の品質を確保。消費者のニーズに合わせて多様な品種を栽培している。6月には、アールスやクインシー、肥後グリンが出荷時期を迎える。厳寒期の栽培を避け、春の豊富な日照を受けることで高品質なメロンを生産し、さらに、トマト等の複合栽培によって土壌の健康状態を維持。品質収量とも良好である。 アユ 6月下旬から7月にかけて漁獲される「若鮎」は、骨や皮まで柔らかく、臭みもなく身が引き締まっている。主な漁獲スポットである球磨川や杖立川などでは、6月ごろから鮎釣りが解禁され、食事だけではなく釣りを目当てに県内外から多くの人が訪れる。付近の飲食店や宿泊施設では、見た目も楽しめる「鮎の塩焼き」だけではなく、「うるか」などさまざまな鮎料理を味わうことができる。 デコポン 全国第1位の生産量を誇るデコポンは、露地と施設で12月~6月の長期に渡り出荷。露地で生産されるデコポンについては2月~6月のみで収穫可能となっている。食味に優れる県育成品種「肥の豊」への改植(切替)を推進しており、施設栽培は高品質果実生産を行う全国有数の産地だ。光センサーの導入により、色味(糖度)、形状など一定以上の品質を確保している。