旬のもの 小樽しゃこ祭り 11月の中旬におたるマリン広場(小樽港第3号ふ頭多目的広場)を舞台に開かれる。小樽のシャコは、「春はメス」「秋はオス」が旬。全国的に見ても小樽の秋シャコは大きく、中には20センチを超えるものも。また、脱皮後で身が引き締まっているのも、秋のシャコの特徴だ。見た目は厳ついけれど、とろけるような甘さの大ぶりな小樽産のシャコを余すところなく楽しめるイベント。 小樽ゆき物語 11月上旬から翌年1月までロングラン開催されるライトアップイベント。青いLEDライトで小樽運河を照らす「青の運河」やガラスアートの展示、地元で人気の約50店舗が参加する「まちごはん」など、見て、食べて楽しめるイベントだ。運河プラザの前に設置された「浮き球ツリー」は、撮影スポットとしても人気。 田中酒造の酒まんじゅうと本みりん 小樽の老舗「田中酒造」の「亀甲蔵」は小樽の歴史的建造物に指定された石造りの蔵。一年中仕込みを行う「四季醸造蔵」があるので、冬以外の時期にも仕込みを見学できる。10月以降は秋限定の日本酒が発売になるが、観光で訪れるなら「本みりん」と「酒まんじゅう」を買ってみよう。「酒まんじゅう」はふんわりと酒粕の香るやさしい甘さ。また、「本みりん」は煮物に使うと、一段階上質な仕上がりになり、そのままロックで飲むこともできる。近郊の札幌市民にも人気の高いアイテムだ。 八角(ハッカク/トクビレ) 断面が八角形に見えることから、この名で呼ばれている、見た目の割に繊細な味の高級魚。小樽の居酒屋や寿司店などで味わえる。さっと塩を振りかけた焼き物は絶品。10~11月が旬だ。