旬のもの 北野特産「やましお漬け」 山汐菜(やましおな)は、今から約300年前に筑後川が氾濫し、上流の山崩れで種子が流され、筑後川の中洲に自生したと伝えられる。以来、久留米市北野町鳥巣地区を中心に栽培され、一夜漬けとして加工されている。やましお漬は、新鮮な山汐菜と唐辛子、塩、天然水のみを使用した漬物で、歯ごたえがよく高菜よりもピリッとした辛味が特徴。期間限定の商品として人気を博している。 福岡のり 有明海沿岸地域は、全国でもトップ3に入るほどの一大海苔生産地。筑後川や矢部川から流れ込む豊富な養分と、河口付近の海水の適度な塩分という自然に恵まれた環境がある。日本最大の干満差を利用した養殖方法で、最上級の海苔が採れることで有名。特徴は、艶のある黒褐色と舌の上に広がる甘さと磯の香りの豊かさ。生産者が選び抜いた海苔だけが「福岡のり」として出荷される。