1. 竹田のキリシタン文化と手仕事にふれる旅

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隠しキリシタンの謎に迫る

竹田のキリシタン文化と手仕事にふれる旅

竹田のキリシタン文化と手仕事にふれる旅


大分県竹田市にはキリシタン文化が今も根付いていることをご存知ですか?近年、これまで埋もれていた貴重なキリシタンの歴史を掘り起こす取り組みが進んでいます。国内でも竹田でしか見ることができない貴重な史跡を辿りながら、長崎県とも交流が盛んであったことから根付いたと伝えられる名物のちゃんぽん、さらに、竹田の名産「サフラン」や伝統工芸「姫だるま」などの手仕事にふれる旅へと出かけましょう。


周辺の古民家から見つかった史跡も多数展示
竹田キリシタン研究所・資料館


資料館に入るとまず目につくのが、サンチャゴの鐘のレプリカ。大きさも同じで素材も同じ成分でできています


当時の衣装に身を包んで、実際に鐘を鳴らすこともできます


資料館には周辺の古民家を取り壊す際に出てきたものも多数展示。足元に隠すように十字架が入った仏像などもあります



竹田でしか見られない、人の手で
岩を掘り造られた切支丹洞窟礼拝堂跡


まるで隠したかのようなひっそりとした場所にある切支丹洞窟礼拝堂跡。城下町の雰囲気とはうってかわって、あたりは静けさが漂います


ドーム状になった礼拝堂は高さ3.5メートル、奥行き、幅3メートル。約400年前に造られたとされ、長崎の教会群よりも古く、現存するキリシタン礼拝堂の中で日本最古とも考えられています


中を覗くとかすかに十字架が見えます。この礼拝堂にはさまざまな伝説があり、かつては祭壇にマリア像が置かれていたとも



野菜たっぷり!
竹田に根付くちゃんぽんでランチタイム


地元で人気の食堂「竹田丸福」でちゃんぽんを。竹田を治めていた岡藩が長崎県の平戸と交流が深く、ちゃんぽんが竹田に根付いたとも言われています


麺が見えないほどに覆われるたくさんの野菜が竹田ちゃんぽんの証です。大きな野菜を食べるためにレンゲも大きめ


「竹田丸福」は直営鶏舎で育てた鶏を使った「鶏もも1本丸ごとから揚げ」や大分名物のとり天、チキン南蛮も人気メニュー



江戸時代から変わらない手仕事を見に
後藤姫だるま工房


キリシタン文化に触れた後は、竹田の伝統工芸を見に後藤姫だるま工房を訪ねます


出迎えてくれるのは3代目の後藤久美子さん。今では姫だるまの作り手は竹田ではここだけなのだとか


江戸時代から変わらない作り方で「姫だるま」を作る様子を見学できます


他の作家によって造られた姫だるまグッズも販売。旅の土産にもぴったりですね



サフランの全国の生産量8割が竹田市
出荷後の花びらを使ったサフラン染め


サフラン染め体験ができる場所は個人宅になるため、3日前までに竹田市観光ツーリズム協会(TEL 0974-63-0585)に問い合わせを。当日訪れる前に協会に電話すると体験できる場所を教えてくれます


洗濯ばさみや石のほか輪ゴムなどでくくり、模様を作っていきます。どんな模様になるのか楽しみながら作りましょう。所要時間は1時間程度です


世界で一枚だけの模様は旅の良い記念品。完成後は持ち帰ることもできますよ


※各予約の料金は6/26調べ

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