1. 震洋隊基地跡地|子どもに伝えたい、南の島に残る戦跡/加計呂麻島

震洋隊基地跡地|子どもに伝えたい、南の島に残る戦跡/加計呂麻島

【投稿日】2018年08月02日(木)| 鹿児島発

駐車場とトイレが完備されているので休憩にもちょうど良いです

奄美大島の瀬戸内町古仁屋から加計呂麻島に渡るフェリーが発着する瀬相港と、押角集落の間に位置する震洋(しんよう)隊基地跡。今は、トンネルが通っているので通常トンネルを通りますが、迂回した道の途中にこの基地跡があります。

レプリカですが、実際に戦争で使われたものと同じ形の震洋があります
穴は実際に戦争で使われたもの。ハブが出る可能性があるので入るのは危険
ここには、第二次世界大戦のときの特攻部隊である震洋の基地の跡が残っています。震洋(しんよう)とは、ひとり乗り、もしくは二人乗りの小型のモーターボートの艇首に炸薬を搭載し、敵艦船に向かって全速力で衝突、自爆する部隊のこと。ここ加計呂麻島にもいくつかの部隊が配置され、その跡がまだ残っています。

後に小説家となる島尾敏雄が率いる第十八震洋隊は、この地で命令を待ちましたが、結局出撃せずに終戦。いつ自分に死の命令が下るか分からない、そんな生と死のぎりぎりの狭間に置かれた経験は、島尾敏雄が小説家として開花するためになくてはならない経験だったのかもしれません。

同じ場所に島尾敏雄の文学碑があります
島尾敏雄が亡くなった後、同じ場所に彼の文学碑が建てられています。現在は波も立たない静かな入り江です。その静けさが、かつての戦争の記憶を重々しく語っているような気もします。この悲惨な戦争の実態を二度と繰り返さないためにも、子どもたちや若い世代を連れて、戦争の悲惨さと命の尊さを伝えに訪れてみてはいかがでしょうか。

【施設】
震洋隊基地跡

【定休日】
年中無休

【住所】
鹿児島県大島郡瀬戸内町押角

【交通アクセス】
瀬相港より車で約10分

【駐車場】
あり(無料)

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【投稿日】2018年08月02日(木)【投稿者】たびらい編集部

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