西阿室（にしあむろ）のマリア像｜島で唯一の教会、不思議な縁を繋いだマリア観音像／加計呂麻島

加計呂麻島のフェリーが発着する瀬相港から車で約15分、島の反対側にある西阿室集落に加計呂麻島で唯一の教会があります。ここには、日本で4体しかないと言われているマリア観音があります。マリア観音像は、加計呂麻島にカトリックの教えを広めるきっかけとなったものです。



もともとは昭和18年、日中戦争に従軍した池田之応氏が中国から持ち帰ったもの。それを西阿室集落の占者、禱（とう）直清氏が占いの霊力を受ける神として譲り受けました。ある日、禱氏の娘がみた夢の中で、このマリア観音像が「マリアでござる、マリアでござる。」と言ったそう。これを聞いた禱氏は、奄美大島の名瀬で布教活動をしていたジェローム神父に会いに行き、西阿室での宣教をお願いしたといわれています。


教会は今でも集落の人たちに大切にされている場所です。毎週月曜日には神父様が教会にいらっしゃってミサを行なっています。どなたでも参加できるようなので、覗いてみてはいかがでしょうか。

【施設】
西阿室教会

【住所】
鹿児島県大島郡瀬戸内町西阿室８１

【交通アクセス】
瀬相港より車で約15分

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