黒神埋没鳥居|噴火で埋もれてしまった鳥居/桜島
【投稿日】2018年03月13日(火)| 鹿児島発

桜島港から車で30分ほどの場所に、大正3年に起きた桜島の大噴火によって埋もれてしまった「黒神埋没鳥居」があります。自然災害の恐ろしさに、誰もが衝撃を受けてしまうはず。
元々、高さ3メートルもあった腹五社神社(黒神神社)の鳥居は、噴火後たった1日で軽石や火山灰に埋め尽くされ、上部だけが残されています。その後住民らは鳥居を掘り起こそうとしましたが、東桜島村長 野添八百蔵氏が噴火の脅威を後世に伝えようという考えから、掘り起こすのを辞めることに。当時から現代まで、変わらぬ姿で残っています。黒神埋没鳥居は、昭和38年には県の天然記念物に指定され、隣には奇跡的に生き残ったアコウの老樹がたたずんでいます。
また、近辺には、当時の様子や各種資料も展示。広い駐車場が整備されており、多機能トイレも完備されているのは嬉しいですね。想像を絶する噴火の威力を感じることができる、黒神埋没鳥居。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【投稿日】2018年03月13日(火)【投稿者】たびらい編集部