大久保利通像/鹿児島市
【投稿日】2016年05月20日(金)| 鹿児島発
明治維新後の混乱を治めた堂々とした姿を

大久保利通没後100年を記念し、昭和54年(1979)に彫刻家・中村晋也さんにより制作された「大久保利通像」。明治維新後に近代日本の礎を築いた有能な政治家としての姿が、色濃く反映されている。西郷の敵として捉えられることが多い大久保利通だが、西郷からの手紙を懐にいつも忍ばせ、亡くなった日も携えていたという逸話が残る。
像の視線の先には、生まれ育った加治屋町と甲突川(こうつきがわ)がある。激動の時代に志半ばで倒れ、故郷に戻ることなく東京で死を迎えた大久保の悲哀を感じさせる。
【投稿日】2016年05月20日(金)【投稿者】たびらい編集部