硫黄のほのかな香りと、肌触りのよいぬめり感

平山阿蘇神社の向かいに立つ平屋の共同浴場、「城山公衆浴場」。外観は公民館のような造りで見逃してしまうこともあるが、無人の温泉施設で、引き戸を開けると「1人100円」と書かれた段ボール製の料金箱が。こぢんまりとした浴槽は大小二つに分かれ、どちらも適温だが、湯口から湯を受ける小さい方がやや熱めだ。湯からは硫黄の香りが立ち上り、平山温泉の特徴である肌触りの良いぬめりで、つい長湯してしまう心地よさ。湯口に置かれたカップに湯をためて飲むと、ほのかな甘みが。湯上がりには、8畳の和室で休憩もできる。