嘉入の滝|車から見ることのできる、神聖な滝/加計呂麻島
【投稿日】2018年08月02日(木)| 鹿児島発

加計呂麻島のフェリーが着く瀬相港。そこから車で15分ほど走ると嘉入の滝があります。俵集落から嘉入集落に向かう道の途中にあるこの滝は、別名「ウティリミズヌ瀧」と呼ばれています。

標高310メートルの嘉入山が水源地で、かつては山の上の田んぼで稲作が行われていました。滝の落差は15メートル、滝壺は2メートル。この滝壺には滝の王者、大鰻がいるとも言われています。周りにはヒカゲヘゴをはじめとするシダ植物が生い茂っており、南の島の雰囲気が感じられる滝です。昔は聖域とされていて、沖縄と奄美地方に存在した女性の祭司であるノロの親神だけが肌身を浄めるために使う場所だったそう。

年中水が絶えることがなく、道ゆく人々に癒しと清涼感を与えてくれます。滝壺ではなく岩肌に流れ落ちるので、細い水流ながらも水しぶきがあがり迫力満点。加計呂麻島で唯一道路から見える滝で、加計呂麻島のバスからも見ることができますよ。
【投稿日】2018年08月02日(木)【投稿者】たびらい編集部