
宮崎県にある高鍋城址の舞鶴公園とその周辺を会場に、約1万基の石灯籠や竹灯籠に火を灯す「高鍋城灯籠まつり」が開催されます。高鍋の地を治めた名君・秋月種茂公が設立した藩校・明倫堂の教えである“人の道”を広く育む想いも込められています。
当日は灯籠の創作コンテストのほか、さまざまなイベントを実施。1日目は物産展や、秋月種樹の邸宅を復元した「萬歳亭はなれ」で茶会、公園前の県道を 歩行者天国にした町民総踊りなどが行われます。16時からは灯籠の点灯式が行われ、県指定民俗文化財である高鍋神楽が舞われます。点灯に使う火は、子どもや若者たちが火起こししたもの。明倫堂の教えを語り、その精神文化に火を灯す願いを込めます。松明の火がメインの灯籠に灯され、ひとつひとつに点灯されます。
また、2日目も物産展やステージプログラムが行われ、「灯籠火納式」で祭りはフィナーレを迎えます。幻想的な灯籠の光を体験してみてはいかがでしょうか。