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達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

太宰府天満宮 深く知れば観光も深まる

  年間800万人もの参拝者が訪れるという太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)。ただ参拝するだけでなく、歴史にまつわるスポットや境内のご利益スポットなど、すみずみに目を向けて深く知ると、もっと観光が楽しめる。

太宰府天満宮。美しく迫力のある楼門は記念撮影ポイント

  豊かな自然に囲まれながら、福岡市中心部から車や電車で30分ほどとアクセス利便性も高い太宰府市。その中でも、ほとんどの人が最初に訪れる場所は、ここ太宰府天満宮だ。

太宰府天満宮に祭られている菅原道真(すがわらのみちざね)公は一般的に「学問の神様」として有名だが、単にそのひと言では語れない。学者としてだけでなく、詩人に教育者、政治家とマルチな顔を持ち、日本の歴史に非常に大きな影響を与えた人物だった。

境内には道真公の人となりや歴史を感じられるスポットがいくつもある。深く由縁や背景を知ると、観光への興味ももっと深くなる。参拝だけで帰るなかれ! 太宰府天満宮を最大限に満喫しよう。


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味酒安則さん
(みさけ やすのり)
味酒 安則さん

太宰府天満宮の達人
  太宰府天満宮禰宜。先祖代々太宰府天満宮に務める味酒家の四十三代目。太宰府天満宮の歴史や敬愛する菅原道真公の魅力を伝えている。趣味はノンフィクションの本を読むこと、植木の剪定と鑑賞、博物館と美術館めぐり。講演や出版活動も行っており、著書には『天神さまと二十五人』(太宰府天満宮文化研究所・共著)、『新菅家御伝』(太宰府天満宮文化研究所・共著)、『太宰府系天神縁起の世界』(太宰府顕彰会・共著)などがある。

なぜ年間800万人も訪れるのか

太宰府天満宮。おみくじを結ぶ女性は、埼玉県から訪れたという

  皆さんは、太宰府天満宮建立の由来を知っているでしょうか?

太宰府天満宮に祭られている菅原道真公は、平安時代のすぐれた学者、教育者であり、政治家でした。忠臣として時の天皇に仕えるも、左大臣藤原時平の陰謀によって「大宰府」へ左遷されてしまいます。その後、汚名は注がれないまま逝去。弟子たちは道真公の無念を思いながら亡骸を運びました。この際、棺を引いていた牛が現在の太宰府天満宮の場所で動かなくなったため、「これは神になった道真公のご神託だ」と考えた弟子たちがその場に亡骸を葬り、廟を建てたのです。

つまり、太宰府天満宮は道真公の墓所。全国には道真公を祀る神社が1万2000社ほどあり、そのなかで太宰府天満宮は天神信仰の聖地とされています。これが、数多くの参拝者が訪れる理由の一つだと思います。道真公のご神徳にあやかりたいという人々の願いがここに足を向けさせるのでないでしょうか。

ほかに福岡市内から近く気軽に来られること、安土桃山時代の日本文化を目の当たりにできること、梅や紅葉など四季折々の自然が楽しめることなどが挙げられます。アジアとの交流史の紹介や多彩な特別展を行う「九州国立博物館」と合わせて訪れるのもいいでしょう。

菅原道真公はこんな人

太宰府天満宮所蔵の菅原道真公の掛け軸

  今から1150年ほど前に京都で生まれた菅原道真公。当時は学問がとても盛んで、学界が大きな力をもった時代でした。抜きんでて学問ができた道真公は、中国語が堪能であったことから外交の際に万葉集を中国語に翻訳して唐に贈ったといわれます。

道真公は、日本で最初の百科事典と考えられる『類聚国史』の編纂も行いました。これは私の考えですが、中国の漢字を日本の仮名の中に訓読みとして振り分けていったのも道真公ではないかと推測します。なぜなら、あの時代に道真公ほど中国語を使いこなし、学問に秀でた人はいなかったのですから。

そういう意味で、彼は「日本文化」の基礎を築いた人といっても過言ではないと思います。およそ800年後の江戸時代に天神信仰ブームが起こったことからも、道真公がいかにすぐれた人であったか、また、いつの時代も人々に尊敬されていたことがうかがえます。

道真公については、趣味もわかっています。子どものころからずっと菊が好きだった道真公は、虎が口を開いたかのような大輪菊をつくっていたのだとか。大宰府に来てからは自分が書いた本を売って、少年から菊を買っていたそうです。道真公の人間性が伝わるエピソードだと思いませんか?

境内には見どころがたくさん

境内の御神牛は、頭をなでるとかしこくなるといわれる

  神社を訪れたら、まず手水舎でお清めをしますね。太宰府天満宮の手水鉢は一枚岩でできていて、約6メートル×約4メートル×約2メートルの大きさは日本最大級。宝満山の御影石を使った立派な鉢です。それから楼門をくぐって本殿へ。この楼門は本殿に向かって前から見ると二重門、裏から見ると一重門。一般的に楼門は前後左右対称につくられるので、非常にめずらしい造りといえます。

本殿は天正19年(1591)に、小早川隆景によって再建された五間社流造の安土桃山建築。参拝したあとは右側の欄間を見てください。そこに彫られているのは、中国に古くから伝わる登龍門伝説です。「鯉が黄河を登っていく途中に龍門と呼ばれる場所があって、そこに滝が流れる。その滝を登りきった鯉は龍になる」というもので、鯉に乗っている道真公の姿が描かれています。

化粧樽には川の神をあらわす瓜紋、海の神をあらわす三つ巴、道真公をあらわす梅紋が刻まれ、これらは本殿を火災から守る役目を担っています。一つ一つの構造や造られた背景を知るとおもしろいですよ。

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達人がすすめる太宰府天満宮の見どころ

まだある境内の見どころピックアップ

  太宰府天満宮の境内には、見どころがまだまだたくさんある。とくにチェックしてほしいポイントを三つセレクト。

  • 幸せを運ぶ「うその像」とともに立つ麒麟像
  • 住居跡も見つかっている「如水社」
  • 「宝物殿」では太宰府天満宮の歴史をわかりやすく紹介
おすすめポイント
  「キリンビール」の創始者の一人とされるトーマス・グラバーが、太宰府天満宮の麒麟像を見て、そのレプリカを長崎県のグラバー園に造ったといわれています。如水社は、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公である黒田官兵衛ゆかりのスポットなので、ぜひ見てもらいたいですね。国宝を収めている宝物殿も必見です。

太宰府天満宮のいち押しシーズン

  太宰府天満宮はたくさんの植物に囲まれ、四季折々の表情が楽しめる。さらにシーズンごとにさまざまな催し物を行うので、それらに合わせてでかけるのもいい。

  • 大宰府の梅の花は、見るだけでなく香りも楽しんでほしい
  • 菖蒲池の周りは散策することができる
  • ライトアップされた太宰府天満宮の楼門
おすすめポイント
  菅原道真公といえばやはり梅。たくさんの人が献梅してくださり、昔は松の木のほうが多かった境内も今では梅の木の割合が多くなりました。梅を筆頭に季節ごとに美しい風景が見られるので、楽しみにしてください。「特別受験合格祈願大祭」の10月は、ちょうど受験シーズンがはじまる時期でもあり、毎年大変にぎわいます。

太宰府天満宮ゆかりの品を食べる&持ち帰る

  太宰府天満宮と関わりの深い食べ物と、土産物におすすめの商品を紹介。人気が高く、売り切れの場合があるのでご注意を。

  • 太宰府天満宮の神事の際に献上される「梅ヶ枝餅」
  • 数に限りがあるので出合えたらラッキーな梅干し
  • 梅にまつわる商品の一つ、梅酒の御神酒
おすすめポイント
  「梅ヶ枝餅」は太宰府の名物として随分有名になりました。参道の店で買えるほか、境内にある茶屋でも食べられます。店によって餡子の味や焼き加減が微妙に違うので、食べ比べるのもおすすめですよ。境内の梅を使った梅干と梅酒は、大変人気で売り切れることがしばしば。道真公の月命日である25日をねらって来ていただくといいと思います。

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太宰府天満宮の交通アクセス情報

  福岡市街から太宰府天満宮までは車と電車どちらを利用してもいいが、太宰府天満宮を参拝したあとに周辺を観光するのであれば車が便利。
【住所】太宰府市宰府4-7-1
【電話番号】092-922-8225
【交通アクセス】西鉄太宰府駅から徒歩で約5分
【本殿拝観時間】7時~19時
・平成29年(2017)4月28日(金)より毎週金、土曜は楼門、案内所は20時30分まで
・それに伴い駐車場も19時30分まで入庫可
【料金】無料(宝物殿は400円)
【駐車場】1500台、500円
【公式サイト】http://www.dazaifutenmangu.or.jp/

達人が答える太宰府天満宮Q&A

Q 「大宰府」と「太宰府」の違いは?
A 古代の文書などに残る印影が「大宰府」となっていましたが、「太宰府」と書いたものも見つかっており、その違いは明らかになっていません。ただ、昭和30年代ごろに九州大学の鏡山教授が、天満宮や地名をあらわすとき以外は「大宰府」とされたことにならい、現在は古代律令時代の役所や史跡に対して「大宰府」と表記するようになりました。
Q 祈願の申し込みはどのようにすればいい?
A 祈願は境内のお守り授与所で受け付けます。午前8時45分頃から午後5時頃の間で随時行っていて、所要は20分から30分ほど。名前と住所を読み上げて祈願をします。
Q おすすめの催し物は?
A おすすめは9月21日から25日に行う「神幸式」、1月7日に行う「鬼すべ」と「うそ替え」です。「神幸式」は菅原道真公を慕う大宰府政庁の官人が康和3年(1101)にはじめた歴史ある大祭。日本三大火祭りともいわれる「鬼すべ」は見ごたえがあります。
Q 境内に休憩できる場所はある?
A 菖蒲池のそばと、本殿を通り過ぎた奥まった場所にそれぞれ茶屋があります。太宰府名物の梅ヶ枝餅も出しているので、ちょっとした休憩にぴったり。それから、太鼓橋の近くの絵馬堂にベンチを置いているほか、本殿の裏にある無料休憩所も利用できます。
Q ガイドサービスを申し込みたいのですが?
A 太宰府天満宮を案内する無料のガイドサービスは、30分と1時間の2コースで2名から受け付けています。3日前までに、ホームページまたはFAXにて事前に申し込みされることをおすすめします。
Q 車はどこに停めたらいい?
A 西鉄太宰府駅の西側に大駐車場があるほか、参道の周辺にコインパーキングが点在しています。いずれかを利用してください。

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