旬のもの 関あじ・関さば 瀬戸内海と太平洋の波がぶつかりあう豊後水道で一本釣りされる、マアジ・マサバの事を「関あじ・関さば」と呼ぶ。漁場の好条件と品質管理の徹底により1年を通し、おいしい状態で消費者に届けられるが、「関あじ」の旬は3月から10月で、刺し身は身が引き締まり、関ものならではの味と歯ごたえが特徴。一方、「関さば」の旬は10月から3月で、脂ののりがよくとろけるような味わいが楽しめる。 不知火 糖度が高く、皮が剥き易くて食べやすい果実「不知火(しらぬい)」。大分県南部では食味のよい不知火が多く栽培され、全国的に出荷量・生産量とも大幅に増加した。1月から2月に出荷されるものが不知火と呼ばれ、そのまま樹上で完熟させる完熟出荷に取り組んでいる。このほか、「糖度13度以上、クエン酸含量1%以下」の基準を満たした「デコポン」の生産にも力をいれている。 いちご いちごは大分県各地で栽培されており、高設栽培システムによる省力化が図られている。県内では「さがほのか」を中心に、「紅ほっぺ」「さちのか」「とよのか」の合計4品種が栽培されている。もっとも多く栽培されている「さがほのか」は、果形が美しく、淡い紅色をしているのが特徴。大分のいちごは県内を中心に関西以南へ出荷されている。4品種の食べ比べも楽しみたい。