
熊本地震で被災した熊本県道の熊本高森線・俵山ルート(西原村小森~南阿蘇村河陰、全長約10キロ)の補修が完了し、9月14日(土)に全線開通しました。全線開通は3年5カ月ぶりです。
俵山ルートは地震で俵山トンネル(2057メートル)や六つの橋が被害を受け、不通となっていました。大規模災害復興法に基づいて、管理者である県に代わって国が復旧を担当し、2016年12月に迂回路での通行が再開。以降は復旧した場所から段階的に本道に切り替えられていました。今回の全線開通により、全区間で迂回が不要になり、九州自動車道益城熊本空港インター~南阿蘇村久木野庁舎の所要時間は約35分と、5分短縮されています。
9月14日(土)には、最後の不通区間だった大切畑大橋(西原村、265メートル)の近くで開通式が行われ、蒲島郁夫・熊本県知事や日置和彦・西原村長による挨拶のほか、関係者ら約200人でのテープカットや、通り初めパレードで開通を祝いました。