
熊本県山鹿市の「山鹿灯籠踊り保存会」の踊り手が着る浴衣を、世界的にも有名なファッションデザイナーの山本寛斎さんが手がけ、11月19日(月)に市役所で発表会が行われました。
1957年に発足した同保存会は、昨年60周年を迎え、これを記念して「山鹿灯籠まつり」のアドバイザーを務める山本さんにデザインを依頼。

まつりの時期に飛ぶ赤とんぼから秋を連想させる新しい浴衣は、ぼかし染めであかね空の雰囲気を表現。前後の身頃には、灯籠踊りで歌われる民謡「よへほ節」の歌詞が室町時代の書体で書かれています。
帯と帯締めには市内にある「チブサン古墳」の壁画の紋様をあしらい、帯留めは地元の山鹿傘をデザインしています。

新作は2019年2月1日(金)に同市で行われる明かりのイベント「百華百彩」でお披露目され、今後は、1992年から使っている現在のピンク色の浴衣と併用されます。
伝統ある「山鹿灯籠まつり」は毎年夏に行われていて、山鹿の町全体を幻想的な灯りで彩ります。ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。トロリとした良質な湯が自慢の山鹿温泉にもぜひ立ち寄ってくださいね。