人気キャラクターをラッピングしたスペシャル列車

阿蘇観光に欠かせないローカル色豊かな“南阿蘇鉄道”。熊本地震で甚大な被害を受け被災し、部分運行が続く中「熊本復興・全線復旧を応援しよう!」と小学館(東京)が全面協力し、同社各誌で活躍する漫画家・原作者117名が描いたラッピング列車「がんばれクマモト!マンガよせがきトレイン」が南阿蘇で運行されている。
縦約2.4メートル、横約15.8メートルの車体側面に描かれているのは、人気漫画の「ドラえもん」「名探偵コナン」「ゴルゴ13」「うる星やつら」などの人気キャラクター。また、漫画家・原作者がキャラクターと励ましのメッセージを書き下ろした色紙は車体と車内にそれぞれ飾られている。同鉄道は「多くの作家から熊本への励ましの言葉を寄せていただいた。じっくり観賞してほしい」と呼びかけ、平成29年(2017)11月30日(木)まで運行予定だ。
南阿蘇鉄道は旧国鉄高森線を第3セクターに転換し開業した路線。立野から南郷経を白川に沿って東に進み8駅を経て終点の高森に至る。美しい自然と田園の中を走るのどかな路線には日本一長い駅名の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」もある。平成28年(2016)7月31日に中松~高森駅間(7キロメートル)が復旧し運行を再開しているが、立野~中松駅間(10.7キロメートル)は未だ不通となっている。