熊本城上空にブルーインパルスがやってきた

平成29年(2017)4月23日(日)熊本城二の丸広場で「熊本復興 飛翔祭~熊本地震から1年、そして未来へ~」が開催されブルーインパルスの展示飛行が行われた。
晴天に恵まれた当日、約30分間にわたりブルーインパルス6機が花びらやハート形等の航跡を青空に描くと、二の丸広場などに詰めかけた約6万人が歓声を上げ、ダイナミックなパフォーマンスにくぎ付けとなった。
熊本地震が発生から1年、復興に向け歩む熊本県民を応援したいという関係者の招致努力によりブルーインパルスの「熊本地震復興支援飛行」が実現。熊本県出身のパイロット上原1尉はじめパイロット全員がくまモンとひごまるのステッカーをヘルメットに貼り、熊本の一日も早い復興を願って飛行した。

飛翔祭が開催された二の丸広場では、ブルーインパルスの展示飛行解説やパイロットのトークショー&サイン会などが行われた。ブルーインパルス熊本オリジナルグッズ販売は大人気で長蛇の列ができ、飲食ブースなども大賑わいを見せた。
ブルーインパルスとは航空自衛隊松島基地所属第4空団“第11飛行隊”の総称。6機編成で平均時速800キロを超すスピードで一糸乱れぬ編隊飛行を披露する。平成23年(2011)3月に発生した東日本大震災の津波で松島基地は被害を受けたが、同機は九州新幹線の開通記念飛行に備え九州入りしていたため奇跡的に難を逃れた。基地復旧後の復活飛行は震災復興のシンボルと言われた。