
平成29年(2017年)5月31日の夜から翌6月1日にかけて熊本県八代市の八代神社では「氷室祭」(ひむろさい)が開催される。
「氷室祭」は、今から350年以上前の江戸時代初期、八代で隠居生活を過ごす細川三斎(忠興)の夏越の無事を祈って、住民が近くの三室山の氷室を作り、冬の雪をここで貯えてこの日に献上したのが起こりと伝えられており、還暦祝い、厄入り・厄晴れの祈願をする人が多く訪れる。
また、この時だけ販売される「雪餅」を食べると、病気にかからないといわれている。「雪餅」とは、米の粉を使って、あんこをくるんでセイロで蒸したものを、雪に見立てた菓子で、31日の夕方には露店が並ぶ。
お祓いを受けた厄入りや厄払いの人々や雪餅目当ての家族連れなどで、境内には人が集い、そのにぎわいは夜明けまで続く。
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