約10か月ぶり、動物園ファンに嬉しいニュース

昨年(2016)4月に発生した熊本地震の影響で現在閉園中の熊本市動植物園。今年(2017)2月25日(土)から土日・祝日限定で、比較的被害の少なかった一部エリアを部分開園することになった。
現在も復旧作業のため、観覧規制エリアや2つの入園門が通行できないなど震災の爪痕が残る同園。ゾウやキリンの展示エリア、子供たちに人気の動物ふれあい広場、モノレールや観覧車がある遊戯施設の一部に、西門復旧までの間は無料で入場できる(通常大人300円)。
震災時には、人間と同様に動物たちも被災。特に猛獣舎への被害が大きく、飼育されていたライオンやトラ、ユキヒョウなどの他園への緊急避難は現在も続いている。非常事態の中で、動物達に寄り添い、飼育を続けたスタッフの努力により部分開園が実現した。
休園中の昨年(2016)9月にはマサイキリンの赤ちゃん「秋平(しゅうへい)」も誕生し、母親のそばで元気に成長している。休園中の動物達の日々の様子は、動植物園ホームページ内の「飼育ブログ」に詳しく紹介。部分開園の状況をチェックして、可愛い動物に会いに訪れたい。