
今年も5月3日(火・祝)・5月4日(水・祝)の2日間、福岡市では「第55回 博多どんたく港まつり」が開催される。
“どんたく”とはそもそも日本語ではなく、オランダ語で休日を意味する「ゾンターク」が語源といわれる。文献によれば博多どんたくの前身である「松ばやし」が始まったのは治承3年(1179)とされ、840年近くの歴史を持つことになる。
博多どんたくの一番の特徴は、踊り手が持つ“しゃもじ”だ。パレードや踊りに参加する人々はしゃもじを持って打ち鳴らすのだが、一説によると、これは夕飯の支度をしていた奥さんが囃子の音色の素晴らしさにしゃもじを持ったまま踊り始めたことが起源とされる。
見どころの一つである「どんたくパレード」は明治通りを中心とするどんたく広場で行われ、約2万人もの市民の各団体がどんたく隊として参加。また、各所に設置されたステージではイベントなども行われる。最大のクライマックスは、5月4日の18時30分ごろから始まる「総おどり」。これは踊りを知らなくても飛び入り参加が可能なので、せっかくならこのフィナーレまでを体験してほしい。
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