熊本県玉名市で行われる恒例行事

「龍火くだり」は、日本一の大梵鐘として名高い、玉名市の蓮華院誕生寺奧之院と本院で、毎年6月12日の夕方から行われる恒例行事。
平成29年(2017)6月12日(月)の夜に奥之院本堂で採火された「ご霊火」は、僧侶の先導に従い、手燭ぼんぼりをかざした信徒や参拝者約1000人とともに、4キロほど離れた麓の本院まで運ばれる。日没後の曲がりくねった山道を下る火の列は、まさに天下る龍の姿のごとく荘厳で幻想的だ。
また、本院では境内いっぱいに燈された千本のぼんぼりが闇を照らす。その光景は極楽浄土を思わせる美しさだ。当日18時までに奥之院に集合すれば、一般参加もできる。