旬のもの とよのか 4月に旬を迎える「とよのか」。甘味と酸味のバランスがよく、香りも豊か。果汁も多めで日持ちもよく、質の高いイチゴとして全国シェア一位にまでなった。現在は「あまおう」が登場し、全盛期に比べると栽培面積は大幅に減少したが、今でもとよのかの栽培を続ける農家も残っておりファンも多い。 あさり 日本各地の内湾に生息し、日本人に最も親しまれている貝といっても過言ではない「あさり」。福岡県内のあさり漁場といえば、博多湾などの干潟や入江が有名だったが、昭和58年に北九州の響灘、関門で水深5~10メートルの所で漁場が発見された。調理が簡単なことから消費は伸びており、定番のみそ汁からチャウダーやバター焼などさまざまな料理で使用される。 びわ 岡垣町の特産品「高倉びわ」。生産者の高齢化が進み、管理を放棄し荒廃するびわ園が増えていたが、現在は担い手を確保するため、「高倉びわ生産塾」を開講するなどして、びわ産地の活性化を進めている。びわは果実部分を食すだけではなく、樹は「大薬王樹」、葉は全ての憂いを取り除く「無優扇」と名付けられ、古くから万病を治すと言われている。