
熊本県玉名市で、毎年6月12日の夕方から行われる「龍火くだり」。日本一の大梵鐘として名高い、蓮華院誕生寺奧之院と本院の恒例行事です。
2019年6月12日(水)の夜に奥之院本堂で採火された「ご霊火」は、僧侶の先導に従い、手燭ぼんぼりをかざした信徒や参拝者約1000人とともに、4キロほど離れた麓の本院まで運ばれます。日没後の曲がりくねった山道を下る火の列は、まさに天下る龍の姿のごとく荘厳で幻想的。
また、本院では境内いっぱいに燈された千本のぼんぼりが闇を照らします。その光景は極楽浄土を思わせる美しさです。当日18時までに奥之院に集合すれば、一般参加もできます。