
毎年6月15日に八坂神社(大宮神社境内)で行われる「犬子ひょうたん祭」。無病息災の御守「犬子ひょうたん」を求める多くの参拝者でにぎわいます。
祭りの起源は江戸末期。疫病が流行した際、1匹の子犬が疫病から山鹿を救ったという伝説に由来します。祇園さんの好きな酒を入れる「ひょうたん」と米の粉で子犬の姿を作り、疫病除けのお守りとして、1年間部屋の隅に飾り、無病息災を祈るようになりました。この日に小雨が降ると、豊作間違いなしといわれています。
また、祇園祭の日は「初かたびら」といい、地元の女性はこの日から浴衣を着始める習慣があります。女性や子どもが浴衣姿で訪れる光景は、山鹿の初夏の風物詩となっています。祭りの開催は夕刻からですが、お守りは朝から販売。早めの購入がおすすめです。