
2020年3月15日(日)から18日(水)に、熊本県山鹿市にある吾平山相良寺(ごへいざんあいらじ)で、「相良観音春季大祭」が開催。秘宝の「地獄極楽絵図」、「釈迦涅槃絵図」が期間中のみ公開されます。
本堂には多くの仏像が祀られ、中でも武将が出陣の際に、折りたたみ式の箱に貼り付けた薄い携帯用の不動尊「菊池武光陣中矢除守本尊不動明王」は見どころのひとつ。
吾平山相良寺は、天台宗総本山比叡山延暦寺の末寺で、最澄上人が約1200年前に開いたといわれています。本尊の千手観音は古くから安産や子授け、縁結びに御利益があると親しまれています。
また、寺の参道近くには、日本ではここしかないとされる国指定特別天然記念物「アイラトビカズラ」が生息しています。吾平山相良寺のアイラトビカズラは、樹齢1000年と推定される古木で、古来から仏教伝説にある優曇華(うどんげ)にも例えられる常緑のマメ科の植物。毎年4月下旬~5月上旬頃に見頃を迎えます。