
熊本県和水町の江田船山古墳公園内にある「肥後民家村」内にある工房の1つ。能舞や神楽に使われる「能面」の製作、販売、製作体験を行っています。
「肥後民家村」は昭和51年より全国各地の古民家を移築復元し、民泊体験施設や工房として活用、一般公開を行っています。国指定重要文化財の旧境家をはじめとする5棟の民家のほか、対馬の石屋根造りや家、蔵など貴重な文化財に触れられる場所です。
嘉祥苑の建物は新潟県上越市安江より移築した約300年前の屋敷、旧布施家の一部を利用しています。

オーナーは能面製作30年のベテランで、削り出し、色つけ、乾燥まですべてを手作業で行っています。また、嘉祥苑では能面や家紋の展示、販売から製作体験までを行っており、教室では生徒を随時募集しています。また、教室では、作りやすい発泡スチロールのような新素材を使って、気軽に楽しめる能面作りから檜を使った本格的な能面づくりを体験することが可能です。