
熊本県和水町の江田船山古墳公園内にある「肥後民家村」内にある工房の1つ。日本の伝統芸能に欠かせない「篠笛」を製作、販売、体験教室を行っています。
山彦がある建物は熊本県菊池市下長田から移築した、安永3年(1774年)に建築されたといわれています。なまこ壁が特徴の蔵となっています。

「肥後民家村」は昭和51年より全国各地の古民家を移築復元し、民泊体験施設や工房として活用、一般公開を行っています。国指定重要文化財の旧境家をはじめとする5棟の民家のほか、対馬の石屋根造りや家、蔵など貴重な文化財に触れられる場所です。

「1つ1つ魂を込めた作品を作っている」と語るオーナーの高原さんは民俗芸能の劇団に属していたこともある笛歴50年の大ベテラン。肥後民家村内にある小林美術館で篠笛コンサートを行ったことをきっかけに、民家村で工房を開くことを決めたといわれています。
日本の祭りや舞踊、神楽など伝統芸能に欠かせない笛をもっと広めようと、製作だけでなく、篠笛の演奏体験教室も行っています。