“日向のお伊勢さま”

宮崎県日向市にあり、太平洋を見渡せる海沿いにある「大御神社」。約1500万年前に海底火山の活動で火砕流が押し寄せ、長い年月をかけて固まった柱状岩の上に建つ神社です。御祭神は、天照皇大御神 (あまてらすすめおおみかみ)で、“日向のお伊勢さま”と呼ばれています。神話説が色濃く残る日向の地で、神々を長い年月祭ってきた歴史あり、秋祭りや正月には、勇壮な舞で知られる「天翔獅子舞」を見ることができます。
神社の境内西側には、国歌「君が代」で歌われる「さざれ石」があります。平成15年(2003)に偶然発見され、日本最大級の大きさのさざれ石群が広がります。天照皇大御神の孫にあたる瓊々杵尊(ににぎのみこと)が、大海原を眺望したと伝えられる岩「神座(かみくら)」もあり、神秘的な雰囲気が漂う場所です。
また、大御神社から歩いてすぐの「鵜戸神社」の岩窟では、中に入って入り口を振り返ると、壁と壁との隙間が白龍の姿に見える「昇り龍」が現れるのであわせて参拝してみてください。