
「狭上稲荷神社(さえいなりじんじゃ)」で、西米良村神楽のひとつである「狭上稲荷神社大祭」が、2019年12月7日(土)・12月8日(日)に執り行われます。
人里離れた深い山の中に、1000年以上前に建立された歴史ある狭上稲荷神社。狭上稲荷神社大祭では、およそ600年の伝統を持つ神楽が奉納されます。五穀豊穣を神々に感謝しながら魂を鎮め、春の豊穣を夜を徹して祈願。主祭神である「狭上稲荷大明神」が降臨し、白い女面の「奥方様」の舞が行われ、その後、白い大型の狐面の「眷属様(けんぞくさま)」が面棒と榊の葉を持ち、舞い踊ります。
夜空に響く神楽のにぎやかな笛や太鼓の音色。焼酎や郷土料理がふるまわれ、氏子たちは杯を酌み交わし1年の労をねぎらいます。観光客も、氏神との交流を楽しむ貴重な体験ができます。祭りに参加する際は神楽の習わしに注意が必要です。冷え込むので、防寒対策をして出かけてくださいね。