えびの高原一帯で“最も美しい”とされる火口湖

数あるえびの高原一帯の火口湖の中でも、最も美しいとされるコバルトブルーの湖、「六観音御池(ろっかんのんみいけ)」。歩いて5分ほどのところにある「不動池(ふどういけ)」と同様、酸性の湖水がこの池の青さを生み出しているという。
直径は400メートル、水深は14メートル。辺りを囲む小高い丘は、噴火の際に吹き飛ばされたマグマのかけらや、爆発で壊されて飛んだ岩石が降り積もってできたものだ。こんもりと盛り上がった周囲の高さを見ると、火山の力の大きさを感じられる。
また、池が特に美しいのは紅葉の時期で、色づいた広葉樹や針葉樹が水面に映るさまは、この地域の風物詩となっている。プロはもちろん、アマチュアカメラマンにも愛される撮影スポットだ。ちなみに池の水はポンプによってくみ上げられ、えびの高原で使用されている。