1. 北海道カントリーサイン/鹿追町

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【カントリーサイン】あなたの好きな北海道の“あのまち”をピックアップ。いくつ解けるかな?

北海道カントリーサイン/鹿追町

【投稿日】2016年08月08日(月)| 北海道発

【正解】鹿追町
面積/ 404.7平方キロメートル
人口/約5500人

アイヌ語の「クテクウシ」、「鹿をとるシカケのたくさんあるところ」という意味の言葉を和訳し、呼ばれた地名。

鹿追町北部には、北海道で最も標高の高い自然湖「然別湖」がある。その標高は810メートル。全国有数の透明度を誇り、12月下旬には完全結氷する「天空の湖」だ。この湖には「ミヤベイワナ」という“ここにしかいない”サケ・マスの仲間が生息している。北海道のみに棲むイワナ「オショロコマ」の亜種と考えられているが、その姿は湖の青色を映しているようで大変美しい。「湖の宝石」ともいわれるこの魚を釣るため、6月~7月初旬、9月下旬~10月初旬のふたつのシーズンには、多くの釣り人が訪れる。

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▲北海道に棲むイワナの一種「オショロコマ」。「ミヤベイワナ」は湖に棲むためさらにブルーが強くなる。朱~ピンクの小斑点も特徴的だ。

然別湖は大雪山国立公園内にあるため、原則として自然を改変することはできない。そのため、湖畔には「ホテル風水」と「福原」という二軒の温泉旅館しかなく、人工的な灯りが非常に少なく夜空をクリアに見られるのも特徴だ。5月下旬~11月初旬までは、この湖で星空を眺める「ナイトクルーズ」が実施になる。


▲夜の然別湖。クルーズでは流れ星も見られる
「北海道のナイトクルーズ」の詳細はこちら

鹿追町・然別湖の楽しみは冬にもある。完全結氷した湖上に現れる冬の間だけの幻の村「しかりべつ湖コタン」だ。

コタン建造物はすべて氷と雪だけで作られており、この村が現れるのは1月の下旬から3月末までのわずか60日間。 このイベントが独特なのは、湖上に降り積もった雪を固め、数万個の雪のブロックを作り、積み上げて巨大な建物を作るところにある。川の水をくみ上げて噴霧し凍らせる、上川町の「層雲峡氷瀑まつり」や支笏湖の「支笏湖氷濤まつり」とはまた異なる然別湖ならではのスタイルを楽しめる。


▲世界で唯一の「湖上露天風呂」を楽しもう!
「しかりべつ湖コタンの楽しみ方ガイド」はこちら


まちの名産は、昼夜の寒暖差、冷涼な気候によりうまれた、風味を存分に感じることのできる田舎そば「鹿追そば」。また、鹿追町には農家が自家生産した食物、地域で生産されたものを調理・提供する「ファームレストラン」が多い。鹿追町にはカントリー調のスポットが多く、木造コテージやオープンデッキでゆっくりとランチを楽しめる。北海道ならではの“贅沢な時間”の過ごし方を教えてくれる地方だ。


▲整備された庭も魅力の「カントリー・パパ」
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▲田舎料理バイキングが人気。「大草原の小さな家」
詳細はこちら

道の駅「しかおい」に隣接するのは農民画家として生き、32歳の若さで夭逝した神田日勝の作品を展示する「神田日勝記念美術館」。ドライブ休憩のひと時に、ぜひ訪れてもらいたい。


▲農民として、画家として生きた男の世界を。「神田日勝美術館」
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【投稿日】2016年08月08日(月)【投稿者】たびらい編集部

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