「日本の棚田百選」にふさわしい風景

山都町の最南にある菅地区(すげちく)は、九州脊梁と阿蘇の外輪山に囲まれた標高約400メートルに位置する山間集落で、山地から集まる水や朝晩の寒暖差により、上質な米が育まれる場所でもある。山地のすそ野に棚田が広がる風景は、「日本の棚田百選」にも選出されている。
菅地区では、「縁側カフェ」や「里山レストラン」といった取り組みを実施しており、地元農家の主婦が中心となって、自宅の縁側を提供して訪問客をもてなしてくれる。手作りのお茶請けや料理を味わいながら、地元のおばあちゃんたちと和やかに会話を楽しむひとときを過ごせる。