全長4.8キロ。九州最大の鍾乳洞

昭和48年(1973)3月に発見された「球泉洞」は、全長4.8キロの九州最大級の鍾乳洞。約3億年前に海底にあった石灰岩層が隆起して生まれたといわれており、現在も浸食を続けているほか、独自の生態をもつ洞内生物も生息している。
洞内の温度は1年を通じて16℃ほどで、夏でも空気がひんやりとしている。公開されている範囲内だけでも、炭酸カルシウムが結晶となったリムストーンや、垂直に落ちる水滴と表面を覆う水の総合作用でできたと考えられるフローストーンなど、さまざまな造形美を見ることができる。
洞内を30分かけてゆっくり周遊する「一般コース」のほかに、一般コースよりさらに奥に進むことができる探検コースもあり、こちらは長靴とヘルメット、キャップライトを装着して進む本格的なコースとなっている。