石畳や商家に城下町の面影が色濃く残る通りへ

人吉市の中心部にある「鍛冶屋町」は、かつて城下町であった面影が色濃く残る地域。石畳でできた道の両脇には、白壁の商家や工房などが立ち並んでいる。相良藩時代には鍛冶屋が集まって住んでいた職人の町であり、当時は66軒もの鍛冶屋があったという。現在では鍛冶屋のほかに、古い建物を利用した味噌・醤油の蔵元や洋食店、茶屋、土産処などが営業している。
鍛冶屋町通りを散策すれば、往時にタイムスリップしたかのような情緒を楽しめる。また、夜になると旅館の浴衣姿で歩く観光客の姿が見られ、情緒が味わえる。