滝の裏側に入ることができる珍しい滝。“シルクのカーテン”越しに眺める新緑や紅葉の美しさは必見

鍋ヶ滝は、お茶のTVCMで使われてから有名になった滝で、小国町の人気観光スポットになっています。高さ10メートル、幅20メートルと横に幅広く水が流れ落ち、その姿はまるでカーテンのよう。
滝の裏側から水が落ちる様子を眺めることが出来ます。落ちてくる水のカーテンの合間から木漏れ日が差し、なんとも幻想的な空間が広がります。

阿蘇のカルデラをつくった約9万年前の巨大噴火でできたとされるこの滝は、長い年月をかけて現在の形になり、滝上部の固い岩盤や滝裏のやわらかい地層は、今も浸食を繰り返し、少しずつ形を変えています。
緑に囲まれ、優しく流れ落ち、「優雅・優美」といった言葉が似合う鍋ヶ滝。近くで見ているだけでマイナスイオンを感じ、涼しげ。遊歩道が整備されていますが、滝周辺は滑りやすくなっていますので、お出かけの際はスニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。