便器に光をあてて、表面に傷がないかチェック

衛生陶器の工場として国内に4カ所、海外に10カ所の拠点をもつTOTOのマザーファクトリー。工場見学は、まず会社の歴史や製造技術の変遷がわかる20分ほどのガイダンスからスタート。「水流や圧力を工夫することにより一回の洗浄で使う水の量を減らす」「汚れが付きにくく、落としやすくするためのコーティングをする」など、進化した衛生陶器製造の技術に驚かされます。その後、陶器のもととなる原料の泥しょう、泥しょうを石膏型や樹脂型に流し込んで成形したパーツの接着作業、乾燥、ロボットによる施釉、焼成、検査などの一連の流れを見学します。多くの工程に人の手を必要とし、プロの技を間近で見ることができます。