
熊本地震と台風の影響で倒壊していた、沖合に向かって電信柱が並ぶ宇土市住吉町の長部田海床路(ながべたかいしょうろ)が、住吉漁業協同組合(宇土市)が県の助成や銀行の融資を受けて復活。「海上の絶景」を写真に収めようと、多くの見物客が訪れています。

海床路とは、潮が引いたときにだけ現れる道のこと。もとは、干満の差が激しい有明海でノリ養殖や採貝を営む漁業者のために、1979年に建設。約1キロの”道”に24本の電柱が並び、満潮時は道が海に沈んで、海の中に電柱が立ち並ぶ不思議な光景が広がります。
CMにも登場し、海上に街灯が続く不思議な光景が人気アニメ『千と千尋の世界』に例えられるなど、“インスタ映え”スポットとしても話題沸騰。潮の干満で風景をがらりと変える長部田海床路、海の中に電柱が立ち並ぶ光景は,満潮の2時間前後が見頃です。隣の長浜漁港にも2つの海床路があるので、一緒に周っているのはいかがでしょうか。