旬のもの 初かつお 春になると黒潮に乗り、かつおが九州近海へ。宮崎では、全国に先駆けて「初がつお」が水揚げされる。その漁法は伝統の「一本釣り」。イワシをまきえとして群れに投げ込み、擬餌針をつけた太い釣り竿で1匹ずつ釣り上げるという豪快さ。漁獲量は日本一を誇る。一本釣りしたかつおの身は、柔らかく弾力があり、たたきや刺身がおいしい。醤油、みりん、砂糖に漬け込んだかつおを熱いごはんに乗せた「かつおめし」も絶品だ。 完熟マンゴー 果物の王様とも言われ「太陽のタマゴ」の愛称で親しまれている「完熟マンゴー」は、宮崎を代表する特産物の1つ。1つずつネットをかけて栽培し、木の上で完熟後、自然に落ちてきた果実を収穫する。繊維質が少なく、マンゴー本来のとろけるような濃厚な甘さと香りが特徴だ。カリウムやβカロテン、ビタミン、カルシウムなど多くの栄養素を含み、コレステロールは0。美容と健康に優しい。 ピーマン 温暖な気候の宮崎県は「ピーマン」の促成栽培が盛んに行われており、収穫量は全国2位。冬から春に促成栽培されたピーマンは「グリーンザウルス」のブランド名で出荷されている。濃緑色をした肉厚が特徴で、しっかりとした甘みを持つ。日射量が多いことからビタミンCが豊富に含まれている。「グリーンザウルス」のマスコットキャラクターは、顔がピーマンで身体が恐竜という人気の“ゆるキャラ”だ。