
昭和26年に因幡町(現在の天神1丁目付近)で産声をあげた「因幡うどん」。そのアイデンティティを継承する現会社が、福岡市内に6店舗を展開しています。

北海道羅臼産の天然昆布、長崎島原の煮干し、さば節、かつお節など、上質な素材でとった出汁は、とても香り豊か。大分日田の原次郎左衛門しょう油、兵庫赤穂の塩などを加えた出汁(スープ)は、最後の一滴まで余すことなく飲み干したいおいしさです。38年前から渡辺通店で働く店長の森口由紀子さんは「食欲がなくても、ここのお出汁だけは飲めるといってくれる方が多いんです。創業時から守り続けている自慢の味ですね」と言います。

会社や店舗が多い地域にあるため、ひとりで訪れる客も多く、女性一人でも入りやすい雰囲気。午前11時半から午後2時は、時間の限られたサラリーマンに配慮し、セルフサービスで提供。もちろん、子ども連れや身体の不自由な方は通常通りに注文できます。
福岡観光の中心地、キャナルシティ博多からはタクシーで7分ほどで、福岡動植物園からの帰りなどに立ち寄りやすいですよ。