
宮崎県綾町のシンボル「綾の照葉大吊橋」は昭和59年(1984)綾川渓谷に架橋された長さ約250メートル、高さ142メートルある吊橋です。遊歩道としては世界規模の高さを誇ります。
普段見られない場所から照葉樹林を観賞し、自然の大切さを感じてもらおうとの思いも込めて架けられました。新緑の頃や紅葉の時期も見頃ですが、冬には青々とした照葉樹林が広がり、一年を通して景観を楽しめます。吊橋を渡りきると山の斜面に沿った遊歩道が約2キロに渡り続いているので、森林浴をしながら散策しましょう。
宮崎県の中西部に位置する綾町には国内最大級規模の原生的な照葉樹林が広がっており、一帯は九州山地国定公園に指定されています。また、綾地域は平成24年(2012)年7月に国内では32年ぶり5カ所目となる「ユネスコエコパーク」(生物圏保存地域)に登録されました。