漁師の船上食として生まれた天草の素朴な郷土菓子

「赤まき」とは、こしあんをスポンジケーキで巻き、さらに赤く色付けした求肥餅で包んだものです。天草の郷土菓子であり、天草各地の物産館や土産物店などで販売されています。戦後まもない牛深で、漁師の体力消耗を補う船上食として作られるようになったことが始まりとされています。
天草市牛深町の菓子店「菓子工房ル・モンド」では、1本ずつ丁寧に赤まきを作り続けています。ロングセラーの秘密は、濃厚な甘さのこし餡と口溶けなめらかなスポンジケーキ、優しい弾力の求肥餅が絶妙なバランス。一度食べると虜になってしまうこと請け合いです。