
高原町にある「霧島東神社」の年中行事で、毎年12月の第2土曜日に行われる「祓川神楽(はらいがわかぐら)」。今年も2019年12月14日(土)~12月15日(日)の明け方にかけて祓川神楽殿で執り行われます。
祓川神楽は、狭野神楽(さのかぐら)とともに「高原(たかはる)の神舞(かんめ)」として国の重要無形民俗文化財に指定。地元では神楽ではなく、「神舞」あるいは「神事(かんごっ)」と呼ばれ親しまれています。
夜を徹して数多くの舞を奉納する形態を、およそ400年前から現在まで伝承。子供が真剣を握って舞う「踏剱(ふみつるぎ)」、天神地祇12神になぞらえた12人が約1時間にわたってダイナミックに舞う「十二人剱(じゅうににんつるぎ)」など、真剣を用いた息の合った舞が特徴です。参加する際は土地の習わしに注意し、伝承行事を体感してみては。