
人口3000人に満たない村に3日間で2万人以上の観光客が訪れる、歴史ファン必見のイベント「椎葉平家まつり」。毎年11月の第2週(金~日)に宮崎県椎葉村で行われます。
椎葉村には、平安末期の源平合戦に敗れた平家の落人がたどり着いたという伝説があります。祭りは村発祥の民謡「ひえつき節」に歌われる、平家の末裔である鶴富姫と敵である源氏の武将・那須大八郎の悲恋物語を再現しようと、壇ノ浦合戦から800年にあたる1985年に始まりました。
一番の目玉は、十二単を身に纏った鶴富姫や馬に乗った那須大八郎を中心に、豪華な衣装、甲冑(かっちゅう)を身につけた街頭パレード「大和絵巻武者行列」。また、国の重要指定無形文化財に指定されている椎葉神楽も見られる。宮崎県内でも屈指の華やかなまつりです。