緑に囲まれた静かな湖畔。知る人ぞ知る“穴場”の火口湖

直径は250メートル、水深が1メートルと浅い「白紫池(びゃくしいけ)」は、冬場は凍結するため、1980年代半ばまでは冬の天然のスケート場としてにぎわっていた場所。しかし、温暖化の影響もあってか、年々氷は薄くなり営業は中断され、平成9年(1997)にはすぐ近くに人工の「えびの高原屋外アイススケート場」がオープンした。
ダイナミックな印象というよりも、緑に囲まれた“静かな湖畔”という言葉がぴったりな雰囲気で、今や知る人ぞ知る火口湖に。歩いて約20分の位置に、山頂部に約600メートルの浅い火口を持つ白鳥山があり、山頂からは白紫池はもちろん、えびの高原の一帯を一望できる。
ちなみに、大雨が降って白紫池の水があふれると、標高の低い六観音御池に流れ込むのだという。