豊前街道を彩る歴史ある芝居小屋。花道・廻り舞台など現役の芝居小屋の裏側が大好評!

一歩、足を踏み入れれば、一瞬でタイムスリップしたような気分になる芝居小屋。国指定重要文化財であり、山鹿のシンボルの一つでもあります。明治44年(1911)のこけら落としから平成の大改修を経て今日に至るまで、数多くの華やかな舞台が行われ、山鹿の人たちを楽しませてきました。
江戸時代から明治時代にかけ、宿場町として栄えた山鹿。八千代座は“旦那衆”と呼ばれる地元の実業家たちの手によって建てられたもので、その当時の山鹿の豊かさを象徴する建築物です。見どころは、客席の天井一面に描かれた広告画。観客席に入った途端、その極彩色の迫力に思わず感激してしまいます。そのほか、ガス灯を使用していたという大型のシャンデリアも圧巻です。
公演が行われていない日は、楽屋や奈落、廻り舞台、スッポンなどを見学できるほか、花道や舞台を実際に歩くことも可能です。山鹿の町を愛する元気いっぱいのスタッフたちが繰り広げる、面白おかしい解説にも注目してみてくださいね。