宇土櫓(うとやぐら)/熊本城
【投稿日】2013年11月01日(金)| 熊本発
現存する櫓で熊本城の歴史を体感!

※平成28年(2016)4月に九州地方で発生した地震の影響により、熊本城の多くの部分は復旧作業中。最新の状況は公式ページや公式Facebookなどで確認のこと。
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本丸の西北隅、20メートルの高石垣の上に建つ3層5階地下1階、地上約19メートルの櫓。天守閣並みの構造と大きさを誇ります。熊本城には大小の天守閣とは別に、同規模の五階櫓(ごかいやぐら)が明治初年まで5棟(築城当時は6棟)存在します。築城以来現存する貴重な櫓としても知られています。国指定の重要文化財だが、現在は内部を一般公開しているので、熊本城の歴史を体感できるおすすめのスポットです。
名前の由来は、宇土地域を治めていた小西行長(こにしゆきなが)が関ヶ原で戦死した後、行長の家臣の一部を清正が召し抱え、櫓をこの一団に管理させたことからともいわれています。かつては宇土城天守閣を移築したとの説もありましたが、平成元年(1989)の解体修理の際にその痕跡が見つからなかったので、現在は否定的な意見が主流となっているようです。
宇土櫓の屋根には鯱(しゃち)がのっており、大小天守閣と並んで“三の天守”と呼ばれることもあります。この鯱は、もともとあったものではなく、昭和2年(1927)に陸軍が解体修理した際、城内に保管してあった鯱を取り付けたものです。青銅製で高96センチ、重さ約60キロ。ちなみに、鯱は阿(あ)と吽(うん)の2体で1対となります。
【住所】
熊本県熊本市中央区本丸1-1
【電話番号(問い合わせ)】
096-352-5900(熊本城総合事務所)
【交通アクセス】
・九州新幹線・JR鹿児島本線熊本駅から熊本市電A系統で約14分の熊本城・市役所前電停で下車、徒歩約7分
・九州自動車道熊本インターチェンジから国道57号、県道145号経由で約9キロ
【開園時間】
3月~11月……8時30分~18時(入園は~17時30分)
12月~2月……8時30分~17時(入園は~16時30分)
【休園日】
12月29日~12月31日
【入園料】
大人500円、子供(小・中学生)200円
【駐車場】
二の丸駐車場、三の丸第一駐車場、三の丸第二駐車場、宮内駐車場、辛島公園地下駐車場
【備考】
・建物への入館は閉園30分前まで
・30人以上の団体割引あり
・熊本城・湧々座(桜の馬場 城彩苑)共通入場券あり
・熊本城・旧細川刑部邸入場券あり
⇒達人コラム「熊本城 日本三名城に選ばれる魅力とは」
【投稿日】2013年11月01日(金)【投稿者】たびらい編集部