【北海道】市内を旅行するならまずここ!旭川エリアの人気観光スポット15選
旭川市|【更新日】2025年7月16日

北海道のほぼ中央に位置する旭川は、豊かな自然と都市の利便性が調和した人気観光地です。
全国的に有名な旭山動物園をはじめ、美しい景色が広がる上野ファームや四季折々の花が楽しめるスポットが点在していますよ。
今回はそんな旭川で楽しめる観光スポットを、ジャンルに分けてご紹介します。
観光スポットを回る際は、レンタカーの利用がおすすめです!
目次
美しいビュースポットを楽しもう。自然を満喫できるスポット
旭川を象徴する橋「旭橋」
市内中心部、石狩川に架かる旭川のシンボル「旭橋(あさひばし)」。竣工した昭和初期の姿を今にとどめ、歴史や建築技術、アーチ状のシルエットの造形美ともに優れた橋として「北海道遺産」にも認定されています。
北海道三大名橋にもうたわれ、「三大」に指定された頃のまま橋が残っているのは旭橋のみ。背景に望む大雪山など、環境と調和する景観のほか、夜のライトアップや夏季に行われる橋からの放水も魅力です。
周辺の河川敷は「リベライン旭川パーク」として整備され、冬まつり時は会場にもなります。大小130もの川が流れ、750以上の橋が存在する街・旭川において、最も市民に親しまれている名橋です。
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【住所】北海道旭川市常盤通3丁目から本町1丁目
【交通アクセス】車:旭川空港から40分/旭川駅から10分
【駐車場】なし
【問い合わせ】0166-23-0090/旭川観光コンベンション協会
魅力の多い景勝地「神居古潭」
旭川の街はずれ、秋は紅葉の名所でもある「神居古潭(カムイコタン)」。アイヌ語で「神のいるところ」という意味を持つ神秘的な峡谷は、一年を通して景観の美しさを堪能できます。
周辺は数々のアイヌの伝説が残り、竪穴式住居跡やストーンサークルも見られるパワースポットです。また、昭和44年(1969)に廃駅となった旧函館本線の神居古潭駅(旭川市有形文化財)や、静態保存されている蒸気機関車、大正時代を代表する歌人・九条武子の歌碑なども見どころです。
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【住所】北海道旭川市神居町神居古潭
【交通アクセス】車:旭川中心部から約30分
バス:旭川駅から中央バス深川私立病院行きで約30分、神居古潭下車徒歩約5分【駐車場】あり、30台(無料)
【問い合わせ】0166-25-7168/旭川市観光課
360度の雄大なパノラマを楽しめる穴場「就実の丘」
旭川市の南東部、西神楽地区にある丘陵地帯である「就実の丘」。大雪山連峰や十勝岳連峰、旭川・美瑛市街地の遠景などを望める見晴らしの良さはもちろん、近くにある旭川空港の風景、ジェットコースターのようなアップダウン道路など、変化に富んだ眺めが魅力のスポットです。
広大な田園風景はロケ地としても使われており、福山雅治さん主演のドラマ「ガリレオ」の舞台にも使われたことで知られています。
北海道らしい雄大な丘陵風景が楽しめる絶景スポットなので、ぜひレンタカーで足を運んでみてくださいね。
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【住所】北海道旭川市西神楽4線31号
【交通アクセス】車:旭川中心部から約40分
【駐車場】なし
【問い合わせ】0166-25-7168/旭川市観光課
【備考】※周辺の農地には立ち入り禁止
キャンバスは水田!感動の「田んぼアート」
縦40メートル、横170メートルの水田に、稲の葉色の違いを利用して描かれる巨大なアート。緑、黄、紫など、コントラスト鮮やかにくっきりと絵が浮かび上がり、これが稲だけで描かれているということに思わず感嘆の声が上がります。
全貌は、足場を組んだ櫓の上から眺めることが可能。農業に関心を持ってもらいたいと、JAたいせつ青年部が中心となり始めたもので、20年近くの歴史があります。
色彩の見ごろは7月中旬~8月中旬頃。刈り取り前までの、夏限定の芸術を楽しみましょう。
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【住所】北海道旭川市東鷹栖7線18号
【交通アクセス】車:道央自動車道 旭川北インターチェンジから約5分
【実施時期】7月中旬~8月中旬
【料金】見学無料
【駐車場】あり(無料)
【問い合わせ】0166-57-2357/JAたいせつ営農部農業振興課
池と緑に癒される市街地のオアシス「常磐公園」
街の中心部にあり、開園100年を超す歴史を持つ「常盤公園」。ボートに乗れる「千鳥ヶ池」を囲むように緑があふれ、野外彫刻も点在します。
道立美術館や公会堂、図書館なども隣接し、「日本の都市公園100選」にも選定された市民の憩いのスポット。
春は約200本の桜が咲き、夏や冬にはお祭りが開催されています。年間を通して大きなイベントが開催されている、まさしく旭川を代表する公園となっています。
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【住所】北海道旭川市常磐公園
【交通アクセス】車:JR旭川駅から、約9分。昭和通経由で、約1.6キロ
徒歩:JR旭川駅から、約17分【駐車場】あり(無料)
【問い合わせ】0166-52-1934/旭川市公園緑地協会
自然散策と市街を一望する眺めを楽しむ「嵐山公園・嵐山展望台」
旭川中心部から5キロほど離れた山岳丘陵地「嵐山」。標高は約253メートルとなっており、都市近郊にありながらハイキングで気軽に自然散策ができるほか、山頂から見える眺望は「旭川八景」にも選定されています。
嵐山公園内にある北邦野草園は、原始の森に約600種の北方系植物が生育する国内でも貴重な場所。ここから徒歩で登っていくと、頂上の展望台は30分ほどで到着します。旭川市街や、晴れた日には大雪山系まで見渡せるビュースポットとして親しまれていますよ。
車でも展望台そばまで行けますが、道が狭いため通行の際にはご注意ください。
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【住所】北海道旭川市江丹別町嵐山公園内
【交通アクセス】JR:旭川駅から車で約30分 ※冬期間は展望台への道路は閉鎖
【駐車場】あり(無料)
【問い合わせ】0166-55-9779/嵐山公園センター 0166-52-1934/旭川市公園緑地協会
【備考】
※北邦野草園の見学は以下のとおり
開園期間:4月下旬~10月中旬 気候によって変更あり
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
休園日:なし
料金:入園無料
見どころいっぱい!大人気のスポットが集まる「施設」まとめ
木のぬくもりにあふれた美しい駅「JR旭川駅」
旭川エリアの玄関口である、JR旭川駅。2011年にグランドオープンした新駅舎は4代目で、「木のまち」「川のまち」である旭川を印象付ける美しいデザインが観光客にも好評です。
内装は道産の木材がふんだんに使われ温かみに満ちた空間。南側はガラス張りで忠別川に面し、ホームから川と大雪山を見渡すことができますよ。
外から眺めるとやさしい光で駅の中が照らし出される、夜の美しさにも注目。構内には旭川観光物産情報センターやギャラリーが入るほか、駅から直結の商業施設やホテルもあり、便利さも兼ね備えたターミナルとなっています。
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【住所】北海道旭川市宮下通8丁目3番1号
【駐車場】近隣の有料駐車場を利用
【問い合わせ】0166-22-1441/JR北海道電話案内センター(6時30分~22時)
特色ある行動展示が大人気!「旭山動物園」
動物本来の生き生きとした姿を見られる「行動展示」で一躍有名となり、国内だけでなく海外からも見学客が押し寄せる大人気の動物園。
空を飛ぶように泳ぐペンギン、円柱の水槽で愛嬌を見せるアザラシをはじめ、思わず歓声を上げてしまう展示に子どもも大人も興奮せずにはいられないスポットです。
動物の食事を解説付きで見られる「もぐもぐタイム」や、冬限定のかわいい「ペンギンの散歩」も要チェック。
動物園をはじめ、周辺の観光スポットを効率よく回れるバスツアーもおすすめです。
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【住所】北海道旭川市東旭川町倉沼
【交通アクセス】車:JR旭川駅から約30分/旭川空港から22分
バス:JR旭川駅から旭川電気軌道バス(旭山動物園線41・42・47番)で約40分/旭川空港から旭川電気軌道バスで約35分【営業時間】4月末~10月中旬/9時30分~17時15分(入園は16時まで)
10月中旬~11月初旬/9時30分~16時30分(入園は16時まで)
夜の動物園営業(お盆時期)/9時30分~21時(入園は20時まで)
11月中旬~4月初旬/10時30分~15時30分(入園は15時まで)
※営業日は各年で多少異なるので、旭山動物園のホームページにて確認【入園料】大人(高校生以上)1000円、中学生以下無料 ※他団体・市民割引あり
【駐車場】旭山動物園無料駐車場あり
【問い合わせ】0166-36-1104
北海道を楽しむ!おすすめバスツアー
時代を超えて読み継がれる文学の聖地「三浦綾子記念文学館」
昭和39年(1964)に小説「氷点」でデビューし、以降も作品を通して「ひとはどのように生きたらいいのか」を問いかけ続けた作家・三浦綾子。
旭川に生まれ、旭川で創作生活を送った彼女を記念した文学館では、直筆原稿や膨大な取材ノート、移築した書斎など、充実した資料展示を見ることができます。
建物周囲に広がるのは、「氷点」の重要な舞台ともなった「外国樹種見本林」。ストローブマツやヨーロッパカラマツなど50種ほどの樹木が茂っています。三浦文学のルーツを辿れる場所として、セットでぜひ散策しましょう。
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【住所】北海道旭川市神楽7条8丁目2-15
【交通アクセス】車:JR旭川駅から約3分
JR:旭川駅から「氷点橋」をわたって徒歩約20分
バス:旭川駅から約15分(バス停から徒歩5分)【開館時間】9時~17時(入館は16時30分まで)
【休館日】6月~10月は無休/11月~翌5月は月曜(祝日の場合は翌日休館)/年末年始
【入館料】大人700円、学生300円
【駐車場】あり、30台(無料)
【問い合わせ】0166-69-2626
旭川でアイヌ文化を学ぶ「旭川市博物館」
「アイヌの歴史と文化に出会う」をテーマに、北海道の先住民族・アイヌに関する展示が充実している博物館。
チセ(アイヌ人の住居)を復元し、等身大の人形を置いて暮らしの様子を見せるなど、当時の息遣いが感じられるよう工夫された展示は見ごたえ抜群。時間に余裕をもって訪れたいスポットです。
ほかにも縄文・擦文時代や、屯田兵の開拓時代、北の軍都としての発展など、旭川周辺の成り立ちを知ることができる資料も数多く展示されています。子どもも楽しめる内容が多く、ファミリーでの来館もおすすめ。
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【住所】北海道旭川市神楽3条7丁目 旭川市大雪クリスタルホール内
【交通アクセス】JR:旭川駅南口西側からクリスタル橋経由で徒歩約10分
【開館時間】9時~17時(入館は16時30分まで)
※お盆期間は延長する可能性があります。【休館日】10月~翌5月は毎月第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日休館)/年末年始(12月30日~1月4日)
【入館料】大人350円、高校生230円、中学生以下無料
【駐車場】隣接の旭川大雪アリーナ駐車場を利用(無料)
【問い合わせ】0166-69-2004/旭川市教育委員会 社会教育部博物館(受付時間:休館日を除く 8時45分~17時15分)
貴重なレンガ倉庫群を使った文化発信基地「蔵囲夢(くらいむ)」
JR旭川駅にほど近く、ふらりと立ち寄りやすい立地にあるスポット「蔵囲夢(くらいむ)」。
明治後期~大正初期にかけ建てられた歴史あるレンガ造りの倉庫群で、改装後の現在は地域の文化発信基地として営業しています。
プロデザイナーから学生・市民まで、幅広く作品を発表する「デザインギャラリー」や、家具デザイン史に残る名作椅子を展示する「コレクション館チェアーズギャラリー」など、家具作りの盛んな旭川らしい内容が楽しめますよ。
大雪山の静水を生かした地ビールと地元食材を使ったメニューを楽しめるレストラン「大雪地ビール館」は、ランチも人気のスポットです。
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【住所】北海道旭川市宮下通り11丁目1604番地の1
【交通アクセス】JR:旭川駅から徒歩約5分
【営業時間】施設により異なる
【駐車場】あり(有料)
【問い合わせ】0166-23-3000/旭川デザイン協議会
日本初の歩行者天国!「旭川平和通買物公園」
1972年に開設された、日本初の恒久的歩行者天国。旭川駅前のメインストリート約1キロに渡って、両側にデパートや商店、飲食店などさまざまな店舗が並んでいます。
ところどころに彫刻やベンチも設置され、天気の良い日はぶらり歩きをのんびり楽しむこともできますよ。
冬季は、街路をイルミネーションで彩る「あさひかわ街あかり」の会場のひとつとなるほか、冬まつり期間中には「氷彫刻世界大会」の会場にもなり、多くの見物客でにぎわいます。
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【住所】北海道旭川市宮下通~8条通
【交通アクセス】車:旭川空港から35分
JR:旭川駅から徒歩1分【駐車場】あり(有料)
【問い合わせ】0166-26-0815/旭川平和通商店街振興組合
味比べではしごも可能!「あさひかわラーメン村」
北海道の三大ラーメンのひとつ、旭川ラーメンの人気店が連なるフードテーマパーク。店舗は旭川市内のラーメン店だけで構成されています。
代表はやはり「正油(醤油)ラーメン」ですが、近年は味噌や塩に力を入れている店も増え、味わいは多種多様。
「正油ラーメン」だけで比べてみても、店ごとのスープの違いに驚かされます。ミニサイズのラーメンも用意されているので、味の魅力と奥深さを食べ比べてみるのも楽しいですよ。
旭山動物園からも近く、観光客も多く訪れる人気スポットです。
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【住所】北海道旭川市永山11条4丁目パワーズ内
【交通アクセス】車:旭川駅から車で約15分
JR:旭川駅から南永山駅まで電車で約10分、下車後徒歩約7分【営業時間】11時~20時 各店営業時間短縮中
【料金】入場料無料
【駐車場】あり、2000台(無料)
【問い合わせ】0166-48-2153
銘酒の蔵元見学が人気!「男山酒造」
日本酒の「男山」で知られる老舗酒造メーカー。大雪山系の万年雪を源とする伏流水と厳しい寒さの気候風土、そして約340年受け継がれてきた職人の技によって醸造される銘酒は、国際的なコンクールでも数々の受賞歴を誇ります。
同社内には「酒造り資料館」を併設。日本酒の歴史と文化を学び、試飲付きの工場見学ができます。
手入れされた庭園があり、池の鯉を見ながらのんびり過ごせるほか、自由に汲める大雪山の湧き水もひそかな人気。
蔵元限定商品などのお土産購入も可能で、観光で訪れても楽しめるスポットです。
2024年には敷地内に「OTOKOYAMA SAKE PARK」もオープン。試飲やお土産選びを、さらに楽しめるスポットにパワーアップしています。
男山酒造(OTOKOYAMA SAKE PARK)の詳細はこちら
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【住所】北海道旭川市永山2条7丁目1-33 国道39号線沿い
【交通アクセス】車:旭川駅から約15分
【開館時間】9時~17時
【休館日】年末年始
【料金】入館無料(一部有料のプログラムあり)
【駐車場】あり(無料)
【問い合わせ】0166-48-3777/男山株式会社
淡麗辛口「国士無双」で有名な酒蔵「高砂酒造」
辛口ファンに愛される日本酒「国士無双」ブランドで有名な老舗の蔵元。明治42年(1909)年に建てられた酒蔵は、旭川の歴史的建造物にも選ばれています。
タイムスリップしたような趣ある建物の中、ガイド付きで醸造過程を見ることのできる工場見学(要予約)が好評です。
直売店では、ここでしか買えない限定酒もあるので要チェック。国士無双をご存知の方だけでなく、日本酒好きさんにもぜひ足を運んでいただきたいスポットです。
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【住所】北海道旭川市宮下通17丁目
【交通アクセス】車:旭川駅から約5分/旭川空港から約30分
JR:旭川駅から徒歩15分【開館時間】9時~17時30分 見学時間帯10時、15時
※工場見学は3日前までの予約が必要。1回10名限定で先着順
※実際に日本酒の仕込み作業があるのは11月~3月【休館日】年末年始
【料金】入館無料
【駐車場】あり(無料)
【問い合わせ】0166-22-7480(直売店直通)
グルメから自然まで。道内屈指の観光都市を楽しもう
旭川は、豊かな自然と都市の魅力が調和する北海道屈指の観光都市です。
四季折々の風景や観光名所、ここでしか味わえないグルメは必見。観光のしやすいシーズンを狙って、ぜひ旭川旅行を計画してみてくださいね。
広大な旭川市内を観光する際はは、たびらいレンタカーの利用がおすすめ!旭川駅や旭川空港など、主要な拠点でレンタルすることができますよ。