髙砂酒造|旭川で天下に二つとない銘酒・国士無双を味わって
【投稿日】2023年03月02日(木)| 北海道発
大雪山の雪清水でつくられる“天下にふたつとない”酒蔵

髙砂酒造は、明治32年(1899)に「小檜山酒造」として創業。
旭川で雑穀商を営んでいた小檜山鉄三郎が、知り合いの酒造場から酒造りの道具一式を譲り受けて始めたとされる旭川の老舗酒造です。大雪山の雪清水でこだわりの酒を造り続けており、明治42年(1909)年に建てられた酒蔵は、旭川の歴史的建造物にも選ばれています。現在は直売とともに、一般見学の開放も行っており、地元民・観光客に親しまれているスポット。



▲歴史を感じる佇まいの中、米を蒸すことから始まり、蔵人が手作業による蒸米のきめ細やかな温度調整、麹作り、もろみの仕込み、発酵、熟成、貯蔵に至るまでを楽しみながらたどることができる酒蔵工場見学も人気。杜氏の指揮のもと、男女8人の蔵人が官能重視の酒造りを地道に続けています。

髙砂酒造の代表といえば、淡麗辛口ブームに火をつけた「国士無双」ブランド。
昭和50年(1975)の誕生以来、男性的かつ爽やかな辛口の旨さで評判になった日本酒です。中国の史記に由来する名前は、漢の時代に活躍したとして武勇伝が残る将軍・韓信を「国士無双(天下に二人といない傑出した人材)」と称えたという逸話にちなみ、「天下にふたつとない酒」、「後世に語り継がれるような酒」にとの願いを託して三代目蔵元が命名しました。
平成21年(2009)に国士無双は全国新酒鑑評会で金賞を受賞。現在、このブランドで展開している酒は、大吟醸酒から季節限定酒まで全10数種にわたります。日本酒の流れを変えたといわれるその酒は、誕生から四半世紀を越え、その味はますます磨かれ、研ぎ澄まされ、辛口ファンの期待に応え続けているのです。

▲髙砂酒造は販売も充実。代表銘柄「国士無双」「旭神威」をはじめ、蔵元限定の生酒などここでしか買えない商品も多く揃えています。他にも、酒粕関連商品(スイーツ・食品)やオリジナルグッズなどもあるので、子供から大人まで楽しめますよ。
全国の日本酒の出荷数量は30年前に比べて約半分に減少したといわれる一方で、好みや趣向も変化し、女性にも日本酒ファンが増加中。
髙砂酒造は、北海道の厳しい冬の寒さを利用し、角がとれたまろやかな甘みの日本酒も製造しています。美瑛の雪原に置いた貯蔵タンクの中で冬期間熟成させる“雪中貯蔵法”で造られた「大雪 雪中貯蔵酒」といった数量限定アイテムも、北海道らしい日本酒として話題ですよ。
■髙砂酒造
【住所】北海道旭川市宮下通17丁目右1号
【交通アクセス】
車:旭川駅から約5分/旭川空港から約30分
JR:旭川駅から徒歩15分
【営業時間】
明治酒蔵(直売店):9時~17時30分
【定休日】年末年始
【駐車場】あり
【問い合わせ(TEL)】0166-22-7480(直売店)
【公式サイト】https://www.takasagoshuzo.com/
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【投稿日】2023年03月02日(木)【投稿者】たびらい編集部