
別府大学食物栄養科学部発酵食品学科の学生が、鉄輪温泉の温泉水を使った甘酒を開発し、別府の新たな土産品として販売が始まっています。
酒造りに関心のある学生3人と塩屋幸樹講師が、別府市とセレクトショップのビームスのプロジェクト「BEAMS EYE on BEPPU」に参加し、別府の新しいお土産として2018年6月に研究を開始。甘酒に合う飲用の温泉水を探し、官能検査で飲み比べ、ビームスのバイヤーのアドバイスを受けながら開発しました。炭酸水素イオンを豊富に含んだ鉄輪の温泉水と、県産米、国産こうじのみを用い、まろやかな味わいが特徴です。アルコール分は含まず、300ミリリットル入り。パッケージは文学部国際言語・文化学科の学生がデザインしました。
全国にセレクトショップを展開するビームスが、都内で別府の魅力を発信する「ビームス・アイ・オン・ベップ」(2018年11月21日~12月18日)で紹介したところ、試飲した来場者の反応は上々。
塩屋講師は「温泉の塩分によって甘味を強く感じる。飲みやすく、子どもや健康志向の女性に喜ばれると思う。食品としての温泉水の可能性を感じた」と話しています。