長崎旅行 8月のおすすめ情報

旬のもの

中国盆会(ぼんえ)

日本とはひと味違う、在留する中国人の盆祭り。昔は死者の霊をなぐさめるため、崇福寺、福済寺、興福寺の3寺合同により唐人屋敷で行われていたが、現在は旧暦7月26日からの3日間、崇福寺で行われるようになった。夜の境内にはいくつもの赤いランタンが灯され、唐人鉄砲や鉦(しょう)、太鼓の音が鳴り響く。盛装した中国の老若男女が三跪九拝(中国式の参拝方法)をして手を向ける香煙が山をおおい、遠く関西方面からの参詣者も加わって大変なにぎわいをみせる。

平戸市内周遊定期観光バス

土日祝日限定で、平戸市観光交通ターミナルから市内観光周遊バスが運行。2コースあり、平戸の観光スポットを巡るのに便利だ。「生月コース」(3時間15分)は、生月町博物館「島の館」や塩俵の断崖、大バエ灯台、道の駅・生月大橋などを巡り、途中に車中から世界遺産候補の「中江ノ島」を見ることができる。また、「平戸コース」(3時間)は、平戸ザビエル記念教会や、寺院と教会が見える風景、世界遺産候補の「田平天主堂」などを巡る。途中、平戸瀬戸市場に寄るので地元の特産物の買い物もできる。

精霊流し

毎年8月15日に行われる「精霊流し」は、盆前に死去した人の遺族が霊を弔うために手づくりの船を造り、船を曳きながら街中を練り歩いて極楽浄土へ送り出すという長崎の伝統行事。各家で造られる船は大小さまざま。材料は主に竹、板、ワラを使い、長く突き出した船首(みよし)には家紋や家名、町名が大きく記される。8月に入ると、船の飾り付けには故人の趣味を反映させたり、町内合同で「もやい船」を出したり、細部の飾り付けにまでこだわったりと多彩な造りかけの船が路上に多く見られるようになる。当日の夕暮れ時には、町のあちらこちらから「チャンコンチャンコン」という鐘の音と、「ドーイドーイ」の掛け声が聞こえる。耳をつんざくほどの爆竹の音が鳴り響き、行列は夜遅くまで続く。

チャンココ
福江島に伝わる念仏踊り・チャンココ

頭に紅白の布を垂らした花笠をかぶり、腰みのをつけて“オーオモーオンデーオニヤミヨーデー”と唱えながら舞う念仏踊り「チャンココ」は、約800年前から福江島に伝わるもの。“チャン”は鉦(かね)の音、“ココ”は太鼓の縁(へり)を叩く音といわれ、毎年8月13日~8月15日に福江島各地で開催される。踊り手が円陣をつくり太鼓を叩きながら踊る光景は、南方系の民俗的な踊りを彷彿とさせる。

たびらいセレクション

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